企業力強化サイクル「資金力・中間力・商品力・仕組力・集客力」の相談役
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経営相談有限会社のコンサルティングプロセス

SPECプロセス=S・P・E・Cの順番で経営を改善

経営相談有限会社は、全社一丸となった経営改善の取り組み「 SPECプロセス」をベースにした、コンサルティングと実行支援を行っています。「SPECプロセス」は、経営相談有限会社が独自にまとめたコンサルティングプロセスです。経営改善でたどる4つのフェーズの頭文字をとって命名した、汎用性の高い経営改善メソッドとなっています。

SPECプロセス解説図

探索(Search)、計画(Plan)、参加(Engage)、実行(Carry Out

 
SPECプロセスは、当社独自の経営改善メソッドです。経営改善の流れを事実ベースで追って行った結果、おおよそ同じ流れがあることを見つけ、その流れをわかりやすくまとめたものです。続いて読んでいただければ分かりますが、内容は至極真っ当なコンサルティングの流れになっています。
 
当社独自で経営改善の流れをまとめる必要があったのは、先人たちが残した素晴らしい経営改善手法が、必ずしも有効に機能していないことを知ったからです。
経営の問題に関しては様々な解決手段が公開されており、そのどれもがとても良いものであるのに、なかなか現場に活かされません。良い研修だったのに定着しなかった、素晴らしい方法だが我が社とは合わなかった、これならうまくいくと思った計画なのに社員は熱心に取り組んでくれなかった、などという経験は、御社にもあるのではないでしょうか。
 
良いと思って取り入れた改善方法が、うまく機能しないのは、どこかに現状認識のズレや、共通認識の不足や、トレーニングの不足があるからです。これらのズレや不足が起きないようにすれば、様々な改善手法や研修が、思惑通りに機能するようになると、当社は考えました。
 
そこで、見つけた解決法にいきなり飛びつくのではなく、いったん退いて全社的な経営診断を行い、最も効果の高い改善は何かを特定した上で解決策を選べるように、手順を組み直しました。また、現場の人たちが当事者意識を持ってその解決策に取り組んでくれるようなプロセスも組み込んで、実現性を高めようと考えたのです。
 
そうしてまとまったのが、経営改善SPECプロセスです。SPECプロセスは、様々な解決手法が最大効果を発揮できるように、経営改善の流れ全体を俯瞰して効果的に配置した「解決法策定&実行のメソッド」です。
 
経営の課題によっては、SPECプロセスのスタートラインに置いてある全社的診断を省き、もっと具体的な部分から、例えば研修から始めることもあります。ただ、その場合でも、場当たり的な研修や、予算消化的な研修では、全社的課題の解決には遠い学習になってしまいますので、診断結果に基づいた経営ニーズを明確に持って、研修の企画・発注を行うことが望ましいです。SPECプロセスのどのフェーズを行うとしても、SPECプロセス全体を見通したうえで改善活動に取り組むことが、活動の効果を最大限に得るための必要条件だとお考えください。
 
探索(Serach)は情報収集や地図づくり
計画(Plan)は登山計画
参加(Engage)はトレーニング
実行(Carry Out)はクライミング
SPECプロセスは、安全に最短で頂に立つための方法論です。
 
SPECプロセスでは、誰が行うのかも、記述すべき重要情報として扱います。
4つのフェーズごとに、経営者のやること、従業員のやること、コンサルタントのやることが記載されています。

 フェーズ1 探索(Serach)

主体:経営者とコンサルタント
   コンサルタントは診断者として関与(医者-患者モデル)
取り組み内容:経営診断
総合診断=ローカルベンチマークを活用
初診または定期検診として行う。
財務データを基礎とした経営者ヒアリングにより、全社的な現状把握を行い、最も取り組むべきことを明らかにする。
 
問診:問題が起きているが原因がはっきりしない、あるいは原因が複数絡んでいて解決法が決まらない場合に行う。経営者(主要従業員を含む場合あり)ヒアリングにより症状を聞き取り、問題要因関連図を作成して、問題の真因を特定する
 
検査:解決法策定のための診断を行う
問題の要因は見当がついているが、なかなか取り除けない、解決法が定まらない、従業員を説得でいない、などの場合に行う。

  • 業務フロー:業務プロセス図の作成=経営者および担当従業員へのヒアリング
  • 業務ステップの同定:業務フロー間の遷移率または遷移に要する期間の調査確定
  • ボトルネックの発見:

 

フェーズ2 計画(Plan)

主体:経営者とコンサルタント(企業によってはここから主要従業員が少数参加)
   コンサルタントは戦略ブレーンとして関与
取り組み内容:診断結果を踏まえて、ゴールと課題を設定し、解決法を選択する=使用メソッドの決定
 

フェーズ3 参加(Engage

主体:経営者と従業員
  コンサルタントは研修講師として関与
取り組み内容:従業員との問題意識および解決法の共有
従業員への現状の説明=問題理解による危機感の醸成
問題構造の理解による根本原因の把握=謎の解明、責任追及の場ではない安心感
解決法の提示と主体的参加の要請=解決できる希望を与える、当事者意識の醸成
ゴールイメージの提示(会社と本人双方の成長)=実行意欲の喚起
選択されたメソッドと選択理由の説明=具体的な作業イメージを持たせる
 
従業員へのメソッドの教育=理論研修+体験型研修
 
当事者である従業員による、アクションプラン立案=学んだメソッドで現場を改善するプランの作成
 

フェーズ4 実行(Carry Out

主体:経営者と従業員
  コンサルタントはコーチとして関与。目標からの逸脱を防ぎ、継続的な育成を行い、意欲を高め、達成を早める。
取り組み内容:メソッドの実践、アクションプランの実行
経営者から従業員まで全社で合意した取り組みの実践
経営者と単層責任者による進捗管理

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